3月21日(月)
ふと見上げれば、お日さまはあんなに高く
午後に1時間半ほど、時間ができたので、野並の辺りまで、歩いてみることにする。でっかい緑地があるらしい。相生山緑地? そんな名前。まだ、原、植田周辺以外は不慣れなところが多い。天白川をずぅーっと、下る。大きな橋を二つばかりくぐる。ゴルフの練習をしているおっさんが3人ほど。ゴルフ野球禁止の看板。イカンと書いとろーが。しかし、猫に餌をやらないでくださいと書いてもあるが、自分は餌をやっているので、一緒かと思う。散らばっているゴルフボールを踏みつけながら歩く。おっさん、財布置きっ放しで、ボールを集めている、これ引っつかんで脱兎のごとく駆け出したらさぞ楽しかろうと思うが、疲れるだけのような気もする。
大きな橋の下には、決まって小屋が建っていて、人が住んでいる。あれも、これも捨て去っても、結局家を建ててそこに住む。お金のかかる狭いうちに住んでいる人よりも、よっぽど物持ちである。何を捨てたのか。そもそも、なにかをあきらめたのであろうか。
ジョギングコースになっている川辺りを黙々と歩く。静かである。恩田陸さんの「ユージニア」なぞを読んだものだから、いつもは、音楽かけっ放しの事務所も、音を止めてみた。本当に静かであった。で、気がついたのだけれど、国際空港が知多に移って、上を飛ぶ飛行機が本当に減った。それに比して、高いところを飛ぶ飛行機が、やたら増えた。飛行機雲が、ざっと数えても5本、6本。目にした飛行機も3つ。飛行機雲の真ん中くらいから、エンジン音が聞こえる。子供の頃のようで、ジンとする。
「ユージニア」の最初の方で、潮騒が間を埋めるから、会話が途切れても苦にならないというような下りがあるが、天白川と植田川の合流地点、段々が作ってあるので、ザーッという音が絶えない。波の音とはずいぶん違うけれど、水の音ってのは確かにそんなところある。ただただ歩く、目的地のある散歩はつまらんなぁ。時間もケツかっちんだから、たどり着けんかもという、ちょっと焦りもある。子供が笑顔を向けてくれる。お父さんは心配そうである。この時代も、いつの時代も、そうであろう。風貌怪しすぎるし・・・。
結局、河川敷は改修工事で先に進めず、タイムリミットなので、この辺りから大通りにでて、位置を確認。あの鬱蒼とした森がそうのような気もするけれど、入り口も分からないので、しぶしぶUターン。大通りの歩道を歩くのは好きではないが、脇に入る道も無し。赤いスポーツカーで、さっそうと美人が通りすぎてくれれば心も弾むが連休の最終日では、ほんとうにもう、ほんとうにもう、ほんとうにもう、がっくりとうなだれてしまうような車も人もで、打ちひしがれてやっと現れたわき道へそれる。安産祈願の神社。うちのスタッフはアンちゃん。もう、バカバカ。疲れているのだ。
この辺りは、相生山、一ツ山と、山また山である。どちらも、でっかい市営住宅の名前になっているが、育った子供はとても足腰丈夫になりそうだ。どの坂を上ったらどこに出るか分からないので、戦々恐々。もう、ナビがどの方角あるかも分かりません。自分の影を便りに南を目指していたが、真南を向いていた影も、3時も近くなれば、どこを向いているやら。えーっそんなー。
ここら一帯はかつて一面畑であったらしい。切り売りされて一軒家が、並ぶ、一軒分の敷地と同じ広さで、畑が点在。売れなかったのか、どうしても、ここだけ残しておきたかったのか。名古屋女子大がこの近所にあるらしい。わき目も振らず、歩く。ベランダに布団、洗濯物。幸せじゃねーか、このやろう。休日の昼下がりは、どこのご家庭も幸せの量り売りである。ちょっとおまけしときましたよぅ、奥さん。てなもんである。ナショナルのお店。やっぱりこれがないとね。
思考が朦朧としながらも、なんとか、楽しく、お散歩は終わったのでした。ふぅ・・・
お風呂に行って、貧血になる。うっ、視界が狭い。最近、長湯すると死にそうである。気をつけないと。
ご飯作って、食べながら、土曜に録画したNHKスペシャルをみる。うるうるする。蛇足ながら、これしきのナレーションに、この二人を起用するセンスはNHKにしかない。公共放送を標榜するもしないもどうでもいいが、ガンバレNHK。
おしまい。