[Back]    [Top]

4月 7日(木)

あややのCDを掘り出すまで

3月26日
稲沢市民会舘まで甲斐よしひろのコンサートに行く。
市外に出るのは、実家に帰ることを除けば、久しぶりである。長久手も実は市外なのでちょっと嘘なのであるが。だいたい名古屋に住んでいると、岐阜や、豊橋くらいの人に平気で芝居観にこいとか言うくせに自分は滅多によそに行かなくなる。いけないことである。
甲斐のファンであるから、みんな30台後半から40台で、ライブアルバムで聞かれるような黄色い声は、もはや望むべくもないが、それでも自分なりには、もうどうしようもないくらい盛り上がるのでしょうがない。30周年のフルバンドの時は、最初からヒートし過ぎて、3曲ぐらいでヘレヘレしていたが、今回はアコギということで、頭は、これはいってしまうかと思われたが、2曲目から落ち着いて、それでも、中盤からは大盛り上がりで終ってみたら大汗であった。
前のお兄ちゃんは、いきなり上を全部脱いで着替えておった。さすが裸になることになれているお土地柄である。となりの、お姉ちゃんは、髪を振り乱して踊り狂っており、なかなか魅力的であったが、ステージに向かって「かいくーん、かいくーん」と呼び掛ける。甲斐君とは何事であるか!! 友達かいあんたは。
大変満足する。今月末はなんと、三好でもあってそちらも参戦するのである。場所を調べたら、なんとバスでしか行けんではないか、しかも帰りは1時間に一本。全く、地方のホールときたら・・・

3月27日
フレックスビルへ中古レコードを見に行く。
探しているものはシングルレコード1枚だけなので、目当てのものはなし。がっくり。
ダイヤモンドホールは夜何かやるらしく、黒いヒラヒラスカートの同じメイクの女子たちがたむろ。千種方面に歩く間にもすれ違う。甲斐のファンであったということは、少なくとも、こういう統制とは無縁だったわけで、とても幸せであった。ほんとにみんな好き勝手に盛り上がる。
ちくさ正文館に立ち寄って、本山まで地下鉄に乗り、歩くことにする。予備校街やら学生街というものはずいぶん変わったようで、ねっこでは変わらない。好きな町である。
遠く母校の建物が見える。校舎に大学名が。あんなことしなくても、見る人が見ればわかるのだから。校歌を口ずさんでみるが、頭以外はほとんど忘れていることにアゼンとする。

ずっと飛んで4月1日〜3日、平日は仕事してるもんで、書くこともなし。
C-Factoryを迎え入れる。
2日の午前中にリハーサルということで観させていただく。
ウェルメイドなちょっといい話のコメディということで、笑いを追求するといいながら、テレビでやってるコントのようなものを見せられ過ぎていた僕は、ちょっと斜に構えていたのであるが・・・ びっくりした。
知多でやっている劇団ということである。高校の演劇部の卒業生が前身らしい。役者が皆達者なのはもちろんのこと、例えば、一人の役者が相手に対して喋っていて、ふと、相手役の方に目がいって、その姿に思わずぐっとこみ上げてしまうというのは、実は、この辺でははせさんとこぐらいしかないのである。
誰に教えを乞うたわけでもなく、自分たちの試行錯誤でここまでたどり着けたのはすごい。
今回は番外公演ということで、10月に本公演をまた、ここでやってくれます。名古屋の人、観なさい。

まだ、桜は数輪というところ。なのに、河原にはお花見風情。彼らの前には桜なし。開花予想が3月末なんて出るものだから、よし、3日の日曜はお花見ねーと張り切るお母さんと、朝からオハナミーオハナミーと騒ぐ子ども達を引き連れて、お店広げてみたはいいものの、私は一体何をしているのだろうと頭を抱えるお父さんを想像するのは大変愉快である。

4月である。0.5人月となる。難しい説明は省くが、一人前の人の半分働けばいい。ということである。苦しくはなるが、公演の時も立ち会ってあげられないことも多くて、僕がいても、いなくても、どうということではないのだが、それでも、こちらに割ける時間を多くするために、仕事先の時間を減らしてもらった。具体的には月火と水曜日ちょっと早引する。今日は木曜日、そう、月の半分は日曜日の初日なのであった。
まず、することは掃除であろう。普段し損なっていたところをきれいにする。ドブ掃除もする。こんな新興住宅地で、自分達でドブをさらうようなうちは、ここくらいなもんだ。
側溝の蓋、山のように重い。10枚近く外す。20lのゴミ袋8袋分の泥をすくう。
安藤氏が何やら声をあげるので、見に行くと泥の中からあややのCDばかり、出てくる出てくる。安藤氏は、フラレたんかなぁと、絶対違うと思うと突っ込みたくなる感想を漏らす。高校生がー?彼女にフラレてー?彼女の好きなCDをー?ここに捨てたってー? それはない、絶対にない。しかし、違うにしても、一枚一枚、蓋のわずかなすき間からCDを落し入れている姿は哀れである。どんなCDかは見向きもせず泥と一緒にゴミ袋へ。長い道のりであった。
星を描き入れたくなるほどピカピかになることを期待していたのに、ドブ掃除ではいくら頑張っても、そこまで行きつかず、達成感のない作業であった。

明日の予定はというと、またも掃除である。